バイクでの交通事故の特徴
バイク事故は被害が大きくなりやすい
バイクを運転中に交通事故に遭われてしまうケースもあります。
同じ交通事故であっても、乗用車に乗車中の交通事故であれば、シートベルトやエアバックなど、事故の衝撃を和らげる対策が施されているため、重症を負うリスクは軽減されています。
しかし、バイクに乗車中に交通事故に遭ってしまった場合、ヘルメットぐらいしか身を守るもの無いため、車に接触するなどすると、被害が大きくなることが多いのがバイク事故の特徴です。
上位の後遺障害認定となるケースもある
また、バイクに乗車中の交通事故の場合、ちょっとした接触でバイクが横転してしまい、運転手が投げ出されてしまうことや、自動車と衝突してしまったために、何メートルも飛ばされてしまうケースも少なくありません。
そのため、乗用車での事故の場合には、首や腰を捻挫し、いわゆるむちうちとなるケースが多いのに対し、バイク事故の場合は、骨折を伴うことが多く、死亡事故となるケースも少なくありません。
幸いにも傷が治った場合でも、身体や顔に醜状痕が残ることもあり、醜状障害を抱えてしまうケースや、手術によって手足に機能障害が残り、上位の後遺障害認定となるケースもあります。
乗用車での事故に比べ、入通院ともに長引くケースが多いため、賠償金額も高くなる傾向があります。
また、バイク事故の特徴として、比較的若い方がバイク事故に遭われることが多く、後遺障害が残った場合は労働能力の喪失期間が長くなり、逸失利益が高額となる傾向もあります。
交通事故の後遺障害等級認定や賠償金額は、交通事故被害に遭われた方のその後の生活に大きく影響を及ぼします。
少しでも事故後の生活の負担が軽減できるよう、まずは交通事故に詳しい弁護士にご相談をして頂き、適切な後遺障害等級認定の獲得と、適切な賠償金額を得るためのサポートを受けられることをお勧め致します。
【解決事例】二輪乗車中に四輪車と接触した事例
相談者 70代 男性職業 契約社員受傷内容 右鎖骨骨折,右肩腱板断裂獲得賠償額 約450万円通院期間 280日 |
ご相談にいたった背景
ご依頼者様は,本件事故に遭う前,過失による自傷事故により右肩の腱板断裂の傷害を負われ手術を予定しておられました。しかし,手術直前に本件事故に遭って鎖骨を骨折し,肩の腱板断裂も悪化しました。
保険会社からは,事故直後より,右肩腱板断裂と事故との関連性を問題とされ,また相手方四輪車の運転者が,自分の過失は大きくないと主張するなど,依頼者様と保険会社との間でいくつかの見解の相違があり,保険会社に対し積極的に反論することが必要とされていました。そのため,依頼者のご家族は事故後早い段階で当事務所に相談に来られ,以後の対応を弁護士に依頼されました。
保険会社との交渉・結果
当事務所は,保険会社に対し,事故による腱板断裂の悪化の程度を説明し,最終的に1割だけ交通事故以外の原因を認めることで腱板断裂に対する問題を決着しました。また,過失割合については,警察が作成した刑事記録を取付けて事故状況を確認し,過去の裁判例を調べた上で,依頼者に2割程度の過失が認定されることはやむを得ないがそれ以上は認められないと交渉し,過失割合2割で決着しました。
弁護士によるポイント解説
事故により,事故以前から患っていた私病(既往症)が悪化することがあります。示談交渉においては,保険会社から,私病による損害額の拡大分を減額する(素因減額)との主張がなされることがあります。
減額されるべきかどうか,減額がやむを得ないとしてもその金額はどの程度とするのが妥当かなどは,極めて専門的で難しい問題であり,事故の被害者がその妥当性を判断するのは難しいといえます。保険会社の主張が正しいのかどうか,判断できないという場合は,是非交通事故に明るい弁護士にご相談下さい。
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